減額出来ない場合もある
現在は、任意整理においては，過払いとなっている場合を除いて，借金の総額を減額してもらうのはなかなか難しいのが現状です。
ほとんどの貸金業者が利息制限法の範囲内の利息の利率で取引をしているため，過払いになっていることも少なくなってきており，減額はより難しくなっています。
そのため，任意整理の場合には，そもそも借金が全額免責される自己破産はもちろんのこと，個人再生よりも返済金額がかなり高額となるというデメリットがあります。
無論，任意整理をする前の支払いに比べればよほど楽だとは思いますが，それでも出費は大きくなります。
あまりに返済額が過大になってしまう見込みの場合には，自己破産や個人再生を検討する必要があるでしょう。